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【ばたおとだめお】第4回 国家をめぐって [ばたおとだめお]

【ばたおとだめお】第4回・前編 国家をめぐって

【ばたおとだめお】第4回・後編 国家をめぐって

今回の討論をするにあたってのメモ(ばたおさんに借りた『右翼と左翼』(2006年 幻冬舎 浅羽通明)を参照して作成)

左翼
「自由」「平等」「人権」という理念を実現しようとする。その実現が「進歩」と考える。

誰もが政治に参加できるのが「民主主義」
しかし、貧富の差が大きければ、貧者は実質的に政治への参加が困難
「民主主義」を実質化するには、「社会民主主義」(経済活動の自由に一定の制約)でなければならない。
さらに、経済格差を是正し実質的な社会的平等を実現するためには、「共産主義(生産手段の私的所有の廃止)」でなければならない。

進歩の方向は、「自由」よりは「平等」を重んじ、「民主主義」→「社会民主主義」→「共産主義」となる。

右翼
「伝統」や「情緒・感情」を重視。
「伝統」には、「階層的秩序」や「伝統的権威」も含まれる。
「左翼」の改革・革命から、これらを「保守」しようとする。
伝統や歴史は、各国・各民族固有のものである場合が多く、国粋主義・民族主義に結びつく。

ナショナル・インターナショナルにつて
これが、左右どちらに強く現れるかは、その時々の状況によるものであり、「右翼」「左翼」固有のものではない。
フランス革命時は、「左翼」がナショナリズムに燃え、「右翼」のなかの王・貴族は国を超えて連合し対抗
実態は別として、理念としての大東亜共栄圏もインターナショナリズムの立場

「平和主義」について
これも「左翼」固有のものではない。
ソ連や中国の民族解放戦争への全面協力
六全協前の日本共産党の中核自衛隊や山村工作隊
暴力革命を目指す「新左翼」諸党派
「左翼」が攻勢なら、「平和主義」に安住しているわけではないだろう。

日本国において「右翼」と「左翼」が共闘するには
「自由」「平等」「民主主義」「伝統」「秩序」「国粋主義」「民族主義」「愛国心」等の字面だけの対立を止め、具体的中身をすり合わせること。

「日米安保の解消(米軍基地の撤去を当然含む)」
「脱資本主義」
「反グローバリゼーション」
「一国レベルでの自給自足を目指す」
「反差別」
「侵略戦争・経済侵略の誤りを認める」
ぐらいは、一致できないか?
また、自衛隊を海外派兵以前の状態に戻す、天皇家は一宗教法人(例えば神社本庁)の主催者とする等でお互いの妥協は可能だろうか?

政策の細部での対立はお互いに譲り合い、天皇などの根本的対立はお互い一定譲ったところで先送りしてはどうか?

また、政策協定として
「右翼」「左翼」のどちらが政治のヘゲモニーを握ろうとも、人権・言論・結社の自由・適正手続きは保障し、一方が一方を根絶やしにすることはしない。
仮に「左翼」がプロレタリアート独裁を行い、「自由」を制限するとしても、上記の協定を遵守する。

当面(数十年以上)は日本国の改良に専念することとなるが、この場合、改良された国を守ろうとする心情は、「右翼」「左翼」それぞれが持つことになるだろう。それを「愛国心」「ナショナリズム」「愛郷心」と呼ぶかは個々人の判断

「右翼」と「左翼」の共闘は、実が取れれば良いというスタンスが重要。
お互いの面子を潰さぬよう配慮しつつ、いかに実を取ろうとするかが、成功の鍵だろう。


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