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アジェンダ第47号(2014年冬号) 特集  問われる日本の戦争・戦後責任~戦後70年を迎えて~ [アジェンダ]

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アジェンダ第47号の特集は「問われる日本の戦争・戦後責任~戦後70年を迎えて~」
私がまだ大学生だった1995年は戦後50年にあたっていた。この時期、日本がテコ入れしてきたアジア各国の開発独裁・軍事独裁が崩壊したこともあり、それまで抑え込まれていた戦後補償を要求する声が顕在化した。
私が所属していた某サークルでは、在学生約二千名に戦後補償に関する意識調査を行ったところ、戦後補償を行うべきとする意見が9割を超えた。
世論一般では、ここまでの支持はなかったであろうが、戦後補償実施の意見は過半を占めていたように思われる。
しかし、その一方で右翼の強力な巻き返しが始まった。
また、失われた20年と韓国のキャッチアップ、さらに中国にGDPで抜き去られるなどした結果、戦後補償どころか嫌韓・嫌中勢力が一定の支持を得るに至った。
戦後補償・歴史認識問題は、日本及びアジア各国の為政者にヘゲモニーを取られては一向に解決しない。
彼等は、この問題をナショナリズムを扇動する手段程度にしか考えていない。
個々人がこの問題を自らの課題と捉え、その思考の果てに解決策を見い出す他ない。
以下コンテンツ(緑文字が雑誌コンテンツ、灰色文字は内容紹介及び私の一言感想等)。


グラビア  辺野古・大浦湾に基地は作らせない
県知事選直前に現地を訪れ、辺野古での抗議活動に参加した本誌編集部員による写真報告。
特集  問われる日本の戦争・戦後責任~戦後70年を迎えて~

政治に支配されてきた「慰安婦」報道とメディアの危機(池田恵理子 アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」館長)
NHK元ディレクターで「慰安婦」問題を取り上げた番組も制作していた著者が、"記憶の暗殺者"たちによる「慰安婦」問題封殺策動を検証する。安倍首相が官房副長官だった時のNHKへの政治介入問題にも触れる。

「南京大虐殺」加害者と被害者の調査から見えてくるもの(松岡環「銘心会南京」代表)
1980年代から南京大虐殺の調査に取り組み、多くの著作や映画も制作してきた著者が、自らの活動を振り返り、課題の今日的意義を展開する。

仏教徒の戦争責任・戦後責任を考える~私の体感的靖国問題~(釈氏祥子 真宗大谷派靖国訴訟を支援する会事務局員)
仏教徒である著者が、仏教各教団の戦争協力と「戦争責任」への取組みの惰弱さを指摘。一方で、政治問題ではなく自らの宗教的課題としてきた「靖国問題」への関わりと、沖縄・南京・台湾・ソウルでの現地研修についても触れる。

裁判への思いと、在日と、女性と。(李信恵 フリーライター)
個人でヘイトスピーチを訴える裁判を起こした著者の訴え。傾聴に値する。こちらもどうぞ。第92回「ヘイト活動と闘う」http://www.rafjp.org/program-archive/092-3/

書評 『昭和天皇退位論のゆくえ』戦後退位論が強まった時期は四度。それぞれについて、なぜ退位が実現しなかったのかを検証。日本人が避けては通れない天皇について考える。

書評 『東学農民戦争と日本 もう一つの日清戦争』日清戦争期における朝鮮の東学農民の闘いを日韓の研究者が掘り起こす。朝鮮を蹂躙した日本軍に抵抗し夥しい犠牲者を出した東学農民戦争。歴史から〈抹殺〉された闘いに光を当てる。

日朝国交正常化への険しい道のり~三党共同宣言・平壌宣言・ストックホルム合意~(北川広和「日韓分析」編集)
日朝交渉を三党共同宣言から概括。ストックホルム合意を履行する意志に乏しい安倍政権。しかし、植民地支配の被害者は80歳を越す高齢。2015年の解放70周年までに国交正常化に目処つけることは喫緊の課題。

ヘイト暴力をいかに把握するか―「ヘイト・スピーチ」論議の陥穽を見抜くために―(前田朗 東京造形大学教授)
ヘイト・スピーチの類型、その暴力性を考察。刑法における暴力概念を整理し、ヘイト・スピーチにおける暴力性が、明確な身体暴力以外の暴力に狭められている問題を明らかにする。セクシュアル・ハラスメントに見られる暴力性が、ヘイト・スピーチにも容易に確認できることも指摘。ヘイト・スピーチを「スピーチだから表現の自由だ」とする無責任さを告発する。参考:第99回「ヘイト活動の法律規制をどう考えるべきか」http://www.rafjp.org/program-archive/099-3/

中日首脳会見実現の背景と今後の中日関係の行方(倪志敏 龍谷大学客員研究員)
中国国家博物館で勤務した後、一橋大学大学院で学び、現在龍谷大学等の研究員である著者による分析。釣魚島問題と歴史認識問題に日本がどう対応するかが、中日関係の展望を占う試金石であると説く。
レポート
アジェンダ・プロジェクト学習講演会「小浜市民はいかにして原発を拒否してきたのか」
経ヶ岬通信所へ米軍Xバンドレーダー本体搬入
アジアから原発をなくそう! 第16回NNAF in 台湾に参加して
連載
時代の曲がり角で 第35回 「歴史認識問題」に思う(康玲子 高校非常勤講師)
食をゆたかに ピンチはチャンス!(23)浅漬け (舘 明子 元自然派なずな屋スタッフ)
変わるラテンアメリカ ―「より良き世界」のかたちを求めて(29)―キューバ「経済改革」と協同組合②(石橋 正 本誌編集部員)
コミックアジェンダ 柏木ハルコ『健康で文化的な最低限度の生活』
歌壇  西村恭子(朝日新聞「滋賀歌壇」前選者)
短歌のページ。短歌投稿募集中※選考の上掲載
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